校長室より

体験を通して自分自身を向上させましょう(第2学期始業式式辞)

みなさん、おはようございます。長かった夏休みも終わり、いよいよ第2学期の出発を迎えました。ここにいるみなさん一人ひとりが、命を大切にし、夏休み中だれ一人として大きな事故にあわず、元気に再開できたこと、まずは感謝したいと思います。

 さて、みなさんにとってこの夏休みはどうでしたか。勉強や部活動に励むことができましたか。家庭での生活は充実していましたか。家族や友人との絆を深めることができたでしょうか。自分自身を振り返り、二学期からの生活に生かしてください。

 夏休みには、部活動で各種大会があり、各部とも活躍してくれました。中体連主催の県総体では、バドミントンが団体種目で、バドミントン、陸上、柔道が各個人種目で勝ち抜き、四国大会に出場しました。さらに、陸上砲丸投げの選手は、全国総体にも出場するなど大きな活躍がありました。また、卓球女子の選手は、卓球協会の県大会で活躍し、全国大会への出場を決めています。文化部では、吹奏楽部が県大会で、すばらしい演奏を披露し銀賞という成績を残しました。さらには、放送委員会が参加したNHK杯全国中学校放送コンテスト愛媛大会、全国大会でも、3年生を中心に、好成績を収めることができました。すべてを紹介することはできませんが、多くの皆さんが道後中学校という看板を背負い、持てる力を十分に発揮してもらったことに感謝します。

 

さて、今日から2学期が始まります。2学期には、何といっても、体育大会や文化祭などの行事や新人大会もあり、皆さんが自分を表現できる様々な場所が用意されています。リーダーとなり、クラスや部活動をまとめていく役割を担う人も多いと思います。口で言うほど集団をまとめることは簡単ではありません。いかに皆をその気にさせるか、一人一人にどんな態度や言葉で接していけばいいのか、多くのことを学んでください。また、すべてをリーダーに任せるだけでは、クラスや部活動は、まとまっていけません。メンバー全員が主体的に参加すること、そしてそのために周りの友人や先生としっかりコミュニケーションをとりあうことが大切です。時には友人とぶつかったり、悩んだりすることもあるでしょう。しかし、皆が力を合わせて、成し遂げた時の喜びは何物にも代えがたいものがあります。ぜひ、行事等を通して、困難を乗り越えるたくましさを身につけてほしいと思います。また、本当に悩んだときは、いろんな人に相談することも大切です。一人の力で乗り越えられないことは、皆に助けてもらって乗り越えていきましょう。

 

2学期、3年生は、進路を決める大事な時期にもさしかかります。成功のキーワードは「目標をもつこと、それに向って具体的な実践や努力をコツコツと積み重ねること」です。気持ちを上手に切り替え、部活動や学校行事と、学習を両立させてください。受験は団体戦とも言われます。一人一人が持てる力を最大限に発揮し、来年の春には、全員で喜びを分かち合えるようにがんばりましょう。

皆さんの二学期が充実した時間となるよう心から願っています。

 

面倒くさいことから逃げない夏休みを(第1学期終業式式辞)

長かった1学期も今日で終わりです。みなさんにとって1学期はどうでしたか。充実していましたか。あの時、苦しかったけどよくがんばったなあとか、あの瞬間は楽しかったなあとか、数々の思い出はできたでしょうか。1年生は、初めての中学校生活には慣れましたか。初めての部活動、初めての期末テストなど一生懸命取り組めましたか。2年生は、中堅学年として勉強に部活動に熱心に取り組めましたか。また3年生は、最後の総体で全力を出し切りましたか。

 さて、明日から44日間の長い夏休みが始まります。夏休みの生活で心がけてほしいことをお話します。それは、「面倒だと思うことを逃げずにやってほしい」ということです。人間は、生活が便利になるほど、面倒くさいことをいやがるものです。例えば、インターネットです。理科の自由研究の場合で考えてみましょう。実験したり、図書館に行って百科事典や書物を調べたりしなくても、パソコンにキーワードを打ち込めば、簡単に人の実験や研究の結果が手に入ります。また、宿題の代行業などという仕事もできたそうです。こんなことをしたら、全く本人のためにはならないし、まじめにやっている人はやる気が失せてしまいます。携帯電話やスマートフォンは、どうでしょう。人と話さなくても、ボタン一つで多くの人に情報を発信したり共有したりすることができます。いちいち一人ひとりと顔を合わせて、言葉でコミュニケーションをとるなんて、ちょっと面倒な気持ちになりますね。このように考えれば、私たちは生活が便利になればなるほど、面倒なことは省かれていきます。しかし、これでいいのかと先生は思います。最近、「いつも誰かに頼っている」、「人とのコミュニケーションが上手にできない。」「いつも自分中心にものを考える」といった人が増えたと言われます。これは、恵まれすぎて、かえって人間が本来もっている自ら考える力や、優しさやたくましさが奪われている結果ではないでしょうか。しかし、どんなに便利な社会になっても、皆さんがこれから生きていく途中には「たくさんの面倒なこと」に遭遇します。その面倒なことをいやがらずに、一つ一つ丁寧にやりこなしたり、乗り越えていくことで立派な「大人」になっていくのだと思います。 「今、目の前にある面倒なこと」を避けずに乗り越えていくことが自分をたくましくする第一歩だと思います。みなさんが「面倒なこと」と感じることがらは人によって違います。勉強だったり、友達との人間関係だったり、家の手伝いであったり、それぞれがその面倒なことから逃げない夏休みにしてほしいと思います。

最後にもう一つだけ皆さんにお願いします。くれぐれも命や体を大切にしてください。連日報道されている西日本豪雨では、多くの被害が報告されています。改めて亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思います。このような災害の様子を目の当たりにする時、私たちは、他人事ではなく、常に危険と隣り合わせに暮らしているんだということを思い知らされます。「徒然草」の中で吉田兼好は、「死は、前よりしも来(きた)らず、かねて後(うしろ)に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来(きた)る。」と警告しています。夏休み中、皆さんはいろんなところに遊びに行ったり、外で過ごしたりする機会も多いでしょう。もちろん、いつもびくびくして過ごすことはありませんが、いろんな場所や場面で、危険を事前に察知し、自分自身で判断し、それを回避する行動をとるよう心がけてください。キーワードは「自分の命は自分で守る」です。全ての皆さんが元気な姿で2学期の始業式に姿を見せてくれるよう願っています。

 

新入生の皆さんへ(入学式式辞)

 

木々が一斉に芽生え、ひかり輝く春四月、希望と喜びに満ち溢れる季節となりました。本日ここに、平成30年度松山市立道後中学校の入学式を挙行するにあたり、多数のご来賓、ならびに保護者の皆様のご臨席を賜り、新入生の出発に華を添えていただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

ただ今、道後中学校新入生176名が、真新しい制服を身にまとい、きらきらと瞳を輝かせながら入場いたしました。新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんの入学を、在校生、教職員一同、心より歓迎いたします。この道後中学校は、今年で開校62年を迎え、各界で活躍する18,000人余りの卒業生を輩出した伝統校として、発展を続けています。聡明で優しい生徒、音楽集会などのよき伝統を引き継ぐ校風、緑に囲まれた落ち着いた校舎など、どこの学校にも負けないものだと自負しています。新入生の皆さんには、この恵まれた環境の中で、道後中学校のよき伝統を引き継ぎ発展させ、自分が本当に輝ける場所を見つけてくれることを願っています。

 そのために、次のことを心に留めて中学校生活を送ってほしいと思います。本校には「英知・向上」という校訓があります。英知とは、優れた知恵、深い知性という意味です。中学校では、教科ごとに専門の先生が教えてくれます。また、学習の内容も小学校に比べ、深く専門的になってきます。中学校の学習で最も大切なことは、やらされるのではなく、自ら課題をもって、自分から進んで学習することだと思います。自分を甘やかさず、前向きに授業や家庭学習に取り組み、しっかりと英知を磨き、向上させてください。

一方で中学生の時代は、人生の中で心も体も、大きな成長をする大切な時期です。その時期に部活動や学校の行事などを通して心身を鍛えることは、一生の土台をつくることになります。ぜひ部活動にも参加して、心と体を鍛えることも忘れないでください。植物は、いつも水遣りをしていると、あまり根っこを伸ばしません。常に水が回りにあるから、苦労して根っこを伸ばさなくてもよいからです。しかし、この状態で急に水をやらないと簡単にかれてしまいます、逆に普段あまり水をやらないでいると根が水を求めて伸び、少々の水不足では簡単に枯れなくなります。人もまた同じです。厳しい環境に出会った時が、自分を一段と強くするチャンスだと前向きに考え、自らを向上させましょう。

また、中学校入学を機会に、新たな友達関係をつくることも大切です。友達は人生の宝物です。道後小学校、湯築小学校、さらに県内外の小学校から入学してきた皆さんが本校で出会い、一緒に生活することになります。この出会いを大切にして、三年間でたくさんの友達をつくり、絆を深めていってほしいと思います。友達をつくるコツはシンプルです。ただ相手を思いやり、心から大切にすればよいのです。構えず偏見をもたず、相手に勇気をもって声をかけてみましょう。一生つきあっていけるような友達ができるといいですね。 

保護者の皆様、本日お子様が入学式を迎えられ、誠におめでとうございます。中学校時代の、子供の心身の発達は著しいものがあり、小学校時代とは違ったご苦労も多いかと思います。お子様の健やかな成長のため、私たち教職員も精一杯努力をしていく所存でございますので、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

 最後に、新入生の皆さんが、今、この入学式でもった初心を忘れず、それぞれが、活躍の場を見つけてくれることを期待して式辞といたします。

 

第1学期始業式 式辞

みなさんおはようございます。新しい13名の先生方をお迎えして、道後中学校は、新たな門出を迎えます。

長かった春休みも終わり、いよいよ今日から新年度が始まります。今日、家を出る時に、誰が担任の先生になるんだろうか、どんな一年間になるのかなど、一抹の不安と共に期待に胸を膨らませて、登校したのではないかと思います。ここから皆さんを見ますと、一人一人がそれぞれ決意を新たにして、始業式に臨んでいることが、その表情や姿に表れ、本当に頼もしく思います。それぞれが置かれた場所で自分らしい花を咲かせてください。

さて、今日から1年生は2年生に、2年生は3年生に進級することになります。3年生は最上級生として、本校を代表する顔ともいうべき存在です。約10ヶ月後には、進路選択という人生の大きな岐路に差し掛かります。夢と希望と強い意志をもって、人生の岐路に立ちはだかる、大きな壁を乗り越えていってほしいと思います。さらに、学校行事、部活動、生徒会活動なども中心となって積極的に取り組んでください。

2年生は、中堅学年として、思う存分、自分を磨き、充実した学校生活を送ってください。2年生は中だるみの学年と言われることがありますが、中学校の3年間はあっという間に過ぎます。道後中生としての自覚と明確な目標をもって、校訓にあるように英知を磨き、自己の向上に努めるとともに、学校を活性化させるために、臆することなく活動してください。

さて、新しい年度のはじめにあたって、心掛けてほしいことをお話しします。それは、「勉強や部活動などに全力で取り組む」ということです。勉強は、学生の本分です。やらなければいけないこと、身につけなければいけないことです。中学校3年間の地道な積み上げが極めて大切になってきます。毎日の授業では、失敗を恐れず、積極的に自分の考えや答えを発表してください。お客さん的な立場では退屈な時間が過ぎていくだけです。意欲をもって授業に参加してください。先生方にも皆さんが興味をもって参加できるような授業をしていただくようお願いしていきます。

また、部活動ですが、運動部、文化部、レギュラーであるかないかは関係ありません。すべての人に活躍する場があるはずです。その場を見つけ、一生懸命頑張りましょう。この1年間で、全員が「よくやったなあ」と自信をもって言えるようになってください。自分で希望して入った部活動ですから、苦労したこともきっと充実感に変わるはずです。校外での習い事も同様です。

 季節は春です。これからたくさんの木々が、芽を吹いてきます。みなさんも若葉のように、すがすがしく明るい気持ちで1年のスタートをきりましょう。