第3学期始業式 式辞
2025年1月8日 13時59分全校の皆さん、おはようございます。今日から3学期が始まります。もう元旦は過ぎてしまいましたが、「1年の計は元旦にあり」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、「1年の計画は年のはじめの元旦にたてるべきだ」という意味です。計画は、「目標」に言い換えることもできます。
皆さんは、今年1年の目標をたてたでしょうか。今年の目標は何か、そのためにどのようなことを頑張っていくのか。学校生活、学習、部活動、校外での活動など、目標を思い描き、そのためにこつこつと何に取り組むか、具体的に考えるとよいと思います。1年の計画がはっきりしている人は、そこから3学期の目標をたてるとよいでしょう。まだ1年の目標をたてていない人は、3学期の目標をたてながら1年の目標を考えてみるとよいでしょう。そこで、心にとめておいてほしいことは、目標達成には地道な努力をこつこつ積み重ねることが一番の近道であるということです。「あせらず、なまけず、ていねいに」で自分が思い描いた姿や状況に向けて、努力を継続してほしいと思います。
今年の干支は、「乙巳(きのとみ)」といって、「乙(きのと)」は、しなやかに伸びる草木や成長の始まり、「巳(み)」は蛇ですが、脱皮を繰り返し、変化や成長を意味するという話を聞いたことがあります。皆さんには、目指す自分に向かって、どんどん変わっていってほしいと思います。昨日よりも今日、今日よりも明日と、少しずつでよいので成長してほしいと思います。
2学期の終業式の式辞の中で、1、2、3年生について、それぞれの学年で大きく成長したことを触れましたが、今日は、今年1年、私が皆さんに期待したいことをお話します。まず、きまりを守りけじめがついた生活ができている1年生は、今まで以上に自分の行動や言葉に責任を持ち、自分のことだけでなく、周囲の人のことを考えた言動ができる学年になってほしいと思います。協力できる集団になってほしいと思います。2年生は、いろいろなことを積極的に吸収しようするとても前向きな学年です。学級集団、学年集団のとしての力をますます充実させ、2年生の3学期は、3年生の0学期を言われますが、最高学年に向けた意識を少しずつ高めてほしいと思います。そして、これまで見事に全校を引っ張ってきた3年生の皆さん、道後中学校の顔としての最後の学期になります。進路を切り拓くため、最大限の努力をしてください。最後まであきらめず、みんなで緊張感のあるよい雰囲気を維持しながら、卒業を迎えてほしいと思います。
3学期は短い学期ですが、これまで以上に1日1日を大切にし、こつこつ努力を積み重ね、皆さんにとって充実した3学期になることを願って、式辞とします。みんなで、がんばりましょう。