道中祭から合唱コンクールへ

2023年11月8日 12時43分

今年度も「文化の日」にあわせて道中祭を開催し、多くの保護者の方に来校いただきました。今年度は合唱コンクールを別日に行うようにしたため、体育館では水軍太鼓同好会と吹奏楽部の演奏、各学年の総合的な学習の時間の取組発表等を行いました。気持ちのこもった和と洋の演奏が披露され、また、各発表も工夫を凝らして見やすく聞きやすい内容であったと思います。

校舎内には、日頃の学習の成果物や夏季休業中の作品、美術部の作品等が展示されました。手前みそになりますが、本校の生徒の作品は、出来栄えがすばらしく、また、発想も豊かです。ほぼ毎日のように授業の様子を見て回っていますが、生徒は一生懸命に制作に取り組んでおり、その成果が展示作品に表れていました。

道中生の日々の頑張りを示すことができた道中祭であったと思います。

 

さて、生徒は現在、1116日に行われる合唱コンクールに向けて、それぞれのブロックで団結して練習を行っています。ブロックに分かれて3学年が合同で合唱コンクールをするのは私自身も初の体験です。練習を見にいくと、実行委員となった3年生が前に立ち、指示を出して歌い方の精度を高めようとしています。「音楽指導も生徒だけでできるのか!」と感心してリーダーを見ていると、その指示を受け止めて歌い方を改善しようとする生徒の姿があります。「すばらしいのはリーダーだけではない!」と感じいっています。ここへきて、歌声が上達してきたことがよくわかります。1116日が非常に待ち遠しいです。当日はコミュニティセンターキャメリアホールへ足を運んでいただき、響き渡る歌声を一緒に聞いていただければ幸いです。

体育大会を終えて

2023年10月23日 12時41分

 少し遅くなりましたが、体育大会を振り返ってみます。

 今年は例年よりも熱中症指数が高い日が続いた夏でした。本校の体育大会の練習も9月15日から計画しており、練習はすべて午前中に行うようにしました。9月後半といえども熱中症指数の値が昼頃からかなり上がり、改めて午後からの練習は厳しいと感じました。

 さて、道後中学校では平成27年度の創立60周年を契機に縦割りのブロック対抗が復活し、「朱雀」「青嵐」「黄帝」「翠龍」「紫獅」のブロック名もその時に作られたようです。しかし、令和2年度からコロナとクラス数が5クラスに満たない学年もあったことで、学級対抗形式のみとなりました。幸いにも今年は各学年ともに5クラスでの学級編成ができましたので、ブロック対抗での体育大会としました。

 縦割りにしたことで生徒席もブロックごとになり、3年生を中心に団結が日増しに強まり、練習にも熱が入るようになってきました。予行練習も本番さながらの声援が飛んでいました。

 体育大会当日は天候にも恵まれ、さわやかな秋の1日となりました。多くの保護者の方に参観いただきましたが、南側の保護者用スペースは建物や木々の影がほどよく伸びており、北側の保護者用スペースにはテントを張り、日よけにしました。

 最近では入場行進もなく、開会式の体型もストレッチ体操ができる間隔で整列して開始することで時間短縮を図りました。今年の体育大会は「It’ Time~輝く笑顔 きらめく汗~」のスローガンで行うとの実行委員長挨拶のあと、各ブロックの団長から力強い選手宣誓を受けました。それぞれの団長の顔が朝日に輝き、誇らしげに見えました。

ストレッチ体操をした後、それぞれのブロック席に移動をし、まずは各ブロックの意気込みを大きな声で示してくれました。これまでコロナ禍大きな声を出す機会も限られていましたので、胸のすく思いでした。

今年は個人の力量で勝負がつく競技種目はなく、ペアやグループで競い合うため練習が必要でしたが、限られた練習時間での成果をしっかりと出し、スローガンにあった緊迫した勝負ができていました。また、自席から学年を越えて自分たちのブロックを応援している姿に一体感を感じました。

後半に入り学年種目が始まりましたが、2年生のあるクラスが整列の前にテント前で円陣を組みました。練習にはなかったことを自分たちで考えてするなど、自主的な動きも見られました。学級の団結力も高まっており、学年種目もそれぞれの学級が練習の成果を出してくれました。

一方で、係の生徒も一生懸命に動いてくれたことで、スムーズな競技運営ができました。計画では熱中症対策のため休憩を1回だけ入れていましたが、3年生の学年種目の後に続くブロック対抗のリレーに出る3年生の選手のために、休憩を入れることにしました。スムーズな進行ができたため、余裕をもった休憩時間を取ることができました。また、最後の休憩時に予定にはなかった再度のブロックの意気込みを示してほしいと団長に伝えたところ、快く応えてくれ、最後の盛り上げに一役買ってくれました。

優勝は朱雀ブロック、準優勝は紫獅ブロックでしたが、すべてのブロックに拍手を送りたいと思います。最高の体育大会でした。生徒のみなさん、感動をありがとう!

現在、すでにブロック対抗の合唱コンクールに向けて、ショータイムの2幕がすでに動いています。新たな感動を期待しています。

2学期始業式式辞

2023年9月1日 11時32分

 今年は、長期の休みから身体を慣らすために、少し早めに2学期を開始しましたが、本日の体調は万全でしょうか。

先日の「夏祭りin道後」にはたくさんの人に学校へ来ていただくことができ、何よりでした。また、県総体や四国・全国大会で活躍してくれた部活動のみなさん、お疲れ様でした。後日、賞状伝達式で結果を披露したいと思います。

 さて、2学期の始業式にあたり、今回の県総体で見た野球部の一つのプレーについて話をします。

 野球には「ダブルプレー」という言葉があります。ランナーがいるときに、1つの攻防でアウトを2つとる守りのことです。高校野球やプロ野球では、特に内野ゴロを打たせてとるダブルプレーは、よく見ますが、中学生もその練習はしているものの、大きな試合でうまくいくケースを見ることはなかなかありません。ところが、道後中学校の試合で、まさにピンチの時に内野ゴロを打たせ、ダブルプレーでその回を見事に抑えきるという場面を見ることができました。しかもそれは交代したばかりの控えの選手が絡んでの守りでした。練習したことを本番でやりきることができたことに新たな感動がありました。

 2学期には、体育大会、職場体験活動、新人戦、合唱コンクールなど、様々な行事があります。また、3年生にとっては、進路決定に向けてラストスパートをかけているところだと思います。良い結果を残すためには、準備や練習を怠ることのないようにしてください。地道な練習や積み重ねに勝るものはありません。

 これは防災の備えにも言えます。この夏は線状降水帯が発生したことで、水害が日本各地で起こりました。本日は「防災の日」でもあり、私たちの地域でも、しっかりとした学びから備えをしておくことは重要です。さらに、何かあった時に重要なのは、人とのつながりです。行事を通しながら、校内の人間関係はもとより、地域の方々とのつながりも大切にしてほしいと思います。

 学校での集団生活の中で、行事や友人との学び合いを通して、多くのことを身に付けてもらえることを期待し、2学期始業式の式辞とします。

1学期終業式式辞

2023年7月20日 09時28分

 本日で1学期が終了しますが、みなさんにとって1学期は、長かったでしょうか。それとも短かったでしょうか。私は非常に短かったです。

 この1学期を振り返ってみると、4月には3年生と修学旅行に行きました。「さすが3年生」と言える立派な態度の旅行でした。

 5月には、1年生と集団宿泊活動に行きました。大洲の指導者の方から、お褒めの言葉をいただくなど、「さすが道中生」と言える立派な態度でした。

 6月には2年1組が代表して防災学習を公開してくれました。発表内容や学習に取り組む態度を見ていた参観者の方からお褒めの言葉をいただきました。

 そして、先日の市総体では、部活動生の全力での活躍を見せていただきました。大変すばらしかったです。

 始業式と入学式に、「校訓である英知・向上のもと、笑顔と感動ある学校生活を送ってほしい」とみなさんにお願いをしました。1学期には、多くの笑顔と出会い、たくさんの感動をいただきました。2学期も引き続き期待したいと思います。

 さて、1学期には生徒会の企画で、あいさつ運動や、ボランティア活動にみなさんが取り組んでくれました。たいへんありがたく思っています。そうした中、生徒会が設置している「目安箱」に、「制服に半ズボンを作ってほしい」という意見があり、校内放送でも流れました。そこで、7月から体操服での登校を認めることにしました。体操服で登校していた人がいましたので、実施して良かったと思います。みなさんが頑張っている時こそ、みなさんの声に応え、笑顔につなげたいと考えています。

 いよいよ夏休みです。先日「君たちはどう生きるか」という宮崎駿監督の映画が公開されました。これから見に行く人もいるのではないでしょうか。映画のタイトルではありませんが、「君たちは夏休みをどう生きますか?」明日からの約40日間、何をするべきか自分で考え自分のために充実した生活を送ってください。今年の夏休みは久しぶりに夏祭りIN道後が開催されます。実行委員会にも多く人が手を挙げてくれました。みなさんもぜひ参加して楽しんでください。

 それでは、2学期の始業式でみなさんに会えることを楽しみにしています。暑い夏になりそうです。熱中症には十分注意すること、また、コロナの第9波が到来していると言われていますので感染対策にも注意をして健康的な夏休みにしてください。

 終わります。

市総体壮行会激励挨拶

2023年6月9日 15時14分

 先ほど代表の方から立派な宣誓を受けました。みなさんも同じ気持ちでここに居ることだと思います。

 私が部活動を指導していた時に部員によく言っていた言葉は「悔いなき戦いは勝つことである。」でした。どんなに全力を出しきっても、負けてしまうと「もっとあの時こうしておけばよかった」「あそこで自分がミスをしていなければ」など後悔します。もちろん部活動は勝ち負けだけにこだわって活動しているのではありません。一昨日の愛媛新聞の「地軸」に、高校総体を扱った記事として、次のような言葉がありました。「順位なんてこだわる必要がないと思っていた。でも、勝ちにこだわらなければならない時がある。」

 集大成であるこの総体では大いに勝ちにこだわってください。もし負けたときには、大いに後悔してもらってけっこうです。負けることから学ぶことの方が人生は多いものです。

 さて、この中には控えとして出場を伺う選手や、応援に全力を傾ける人もいるかもしれません。サッカーでは、サポーターを12番目の選手と言います。それぞれの立場でできることをしっかりと行い、チーム一丸となって試合に臨んでください。

 みなさんが、それぞれの種目で力を出し切って競い合う姿を楽しみにしています。健闘を祈ります。  

防災教育の取材を受けて

2023年6月5日 15時58分

 6月1日に、本校の防災教育の学習の様子について、各報道機関から取材を受けました。

 一週間前の5月24日に、松山市が普及を進める災害時の行動を事前に計画する「ウェブ版マイ・タイムライン」の教員に向けた研修が松山市研修センターであり、その流れから「授業での活用について取材させてほしい」との申し出が本校に入ってきました。

 本校でこの研修を受講したのは、今年度の防災教育担当で、2年1組担任の福岡拓矢教諭でした。教員研修の翌日には取材依頼がきましたが、短期間で研修を還元できるはずもなく、受講した福岡教諭が授業公開を了承してくれなければ、取材を受けることは不可能でした。しかし、福岡教諭は快く了承してくれました。

 当日は、2年1組の総合的な学習の時間で、福岡教諭から吉田中学校赴任時に西日本豪雨に遭った体験談を聞いた後、生徒それぞれが自宅からの避難を想定し、警戒レベルごとの行動計画を端末からマイ・タイムラインに打ち込みました。その後のグループ学習では「1人で避難できない高齢者の手助けをする」「通れなくなっている場所を確認する」など取るべき行動を発表していました。授業後の生徒からの感想では「ウェブ版は友人の意見を取り入れて共有もでき、使いやすかった。すぐに情報を調べることができるのも便利」とし「自宅近くは水害のリスクは低いが、学んだことを地震などの災害で生かしていければいい」と話していました。

 私も2時間の授業を最後まで見させてもらいましたが、いろいろと気付くことがありました。授業を引き受けてくれた福岡教諭には感謝ですが、さらに西日本豪雨災害の体験を伝えることのできる貴重な教員であったことに驚かされました。自らの体験談は授業の導入として申し分なく、まさに「つかみはOK」です。その後の端末へ入力する生徒の作業は手際がよく、積極的に意見交換も行い、協働的な学びができていました。また、たくさんの大人が見ている中ですが、緊張した様子も見せず、授業中の発言や授業後の感想にも感心させられました。

 本日朝7時からのNHK全国ニュースで、松山市のマイ・タイムラインを使った防災の取組が紹介されました。その中で本校の学習の様子も紹介されました。松山市の防災への取組が全国的にすばらしいものであるとともに、本校の生徒の様子も胸を張って全国に紹介できたことにありがたく思いました。

いじめなーしー来校!

2023年5月15日 15時24分

 本日の日記に掲載したとおり、「いじめなーしー」が道後中学校に来校してくれました。令和元年度に松山市教育委員会が、松山市内のすべての小中学校に、いじめ0の日のキャラクターデザインを募集し、全校から集まったデザインの中から各学校で選んでもらい、一番投票の多かったキャラクターが、この「いじめなーしー」です。実は、このデザイン、当時の道後中学校の男子生徒が作成してくれたものなのです。コロナ禍ということもあり、なかなか本校に来校することができなかったのですが、やっと道後中学校に来ることができました。

 松山市には、たくさんのイメージキャラクターがいますが、「いじめなーしー」も松山市の一員としてHPに掲載されています。ぜひ市のHPもご覧ください。「任務」は「まつやま・いじめ0日」を知ってもらうこと、また、松山市のみんなが笑顔で楽しく、充実した学校生活が送れるように見守ることだそうです。

 先輩の思いのこもったキャラクターに負けないように、道後中学校のみなさんには、いじめが起こらない学校生活を送ってほしいと願います。

お接待の心

2023年5月11日 10時06分

 日差しが少しずつ強くなってきました。一昨日から希望される御家庭への家庭訪問を学級担任が行っています。この間を利用して、午後から男女別の日程で、身長、体重、視力、聴力(1・3年生のみ)の身体測定を行っており、その関係で、部活動も一昨日は男子のみ、昨日は女子のみで活動を行いました。

 そのような中、昨日の出来事を紹介します。

 女子生徒が部活動を終え下校している途中に、5人ほどの集団が道後公園の南側の堀端で、県外ナンバーの車の方と何やら長時間にわたって話しているとの情報が学校に入りました。下校中のトラブルではないかと心配された近隣の方からの電話でした。すぐさま、2名の教員が駆け付けたところ、県外から車で道後に来られた高齢の御夫婦が、宿泊先のホテルの場所がわからず、通りがかった本校の生徒に道を尋ねられていたとのことでした。

 戻った教員から報告を聞き、まずはトラブルではなかったことに安堵した後、入学式での式辞で県外からの観光客への対応について話をしたことが思い出されました。道後地区に詳しい方はお分かりかと思いますが、道後公園の南側の堀端から、ホテルのある場所を教えることはかなり難しいです。私ならどのように教えるのだろうかと考えさせられました。恐らく女子生徒たちはそれぞれが知恵を出し合いながら、時間をかけて対応したのではないかと推測されました。

 道後中学校の生徒には、今後も人のためになる「生きる力」としての知識を学び、心情を養ってほしいと願います。対応していただいた皆さん、ありがとうございました。

修学旅行を終えて

2023年4月24日 11時53分

 結団式で、「笑顔と感動のある修学旅行にしましょう。」と話をして出発しました。日々の活動を終えて戻ってくる生徒の顔には、笑顔が溢れていました。

 私自身が久しぶりの修学旅行引率ということもありますが、この修学旅行を通して、道後中学校の生徒に感心したことをいくつか紹介します。

 まず、法隆寺と東大寺でのガイドさんの話を聞く態度です。ガイドさんの声が聞き取りにくかったり、関心が無かったりする生徒が目に付くものですが、本校の生徒には、そういった感じがまったくありませんでした。聞く態度は感じがよく、たまに漏れてくる声は、ガイドさんの説明を受けての反応であり、ただ観光地へ足を運んだだけではなく、しっかりと学習ができていると感じました。

 余談ですが、ガイドさんがバスの中で歌を披露すると、手拍子がどこからともなく出てきました。後から他のバスの様子を聞いてみると、同様だったそうです。微笑ましく思いました。

 日程については非常にスムーズでした。道中では時間を意識し、トイレ休憩時も含め、手際よく動いてくれたおかげで時間をロスすることはありませんでした。就寝時間も守ってくれたおかげでしょう、翌日の活動に支障がでませんでした。

 最後に、食事が終わった後、次のようなすてきな書置きを残してくれた生徒がいましたので紹介します。

 「残してすみませんでした。おいしかったです!!ごちそう様でした!京都に来る機会があればまた来させていただきます。2日間ありがとうございました!」

 結団式で学年主任から、「感謝の気持ちを忘れずに行動すること」と話がありました。ちょっとした気遣い、心遣いができる生徒が本校にいることをうれしく思います。

 この修学旅行で学んだすべてのことを、今後の成長の糧になってほしいと願っています。

令和5年度 入学式 式辞

2023年4月11日 11時21分

 うららかな春の日差しの中、本日ここに、道後中学校の入学式を挙行するに当たり、御多用の中、松山市長様 代理 松山市副市長 藤田 仁(ひとし)様を始め、御来賓の方々の御臨席を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

 百六十六名の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは今日から、この伝統ある道後中学校の生徒です。教職員、上級生ともども皆さんの入学を心からお祝いいたします。

 新入生の皆さんは、義務教育の仕上げとなる中学校生活の第一歩を踏み出しました。今日の喜び、緊張、決意を忘れることなく、実り多い充実した中学校生活を送ってほしいと思います。

 さて、入学式にあたり、以前、道後中学校に届いた手紙についてお話しします。

 それは、県外からの観光客の方が、市内電車に乗って道後に向かった時に、部活動の大会からの帰りで乗り合わせた道後中学校の生徒から受けた対応のお礼でした。車内で座席を譲られたこと、楽しく会話をさせていただいたこと、別れ際の丁寧なあいさつのことなど、「おもてなし」の精神が受け継がれている、と感じたとのことでした。これは学校での教育だけではなく、ご家庭での教育の成果でもありますね、とも書かれていました。

 道後中学校では、「日々、向上を目指して英知を磨き、心豊かにたくましく生きる生徒」を育てようと、道後小学校、湯築小学校、そして御家庭・地域の方々と連携しながら教育活動に取り組んでいます。

 学校でもICT化が急速に進んでおり、本校では昨年度から英語科と音楽科でデジタル教科書が導入されましたが、今年度からはさらに理科も加わります。学習のスタイルが大きく変わろうとしていますが、本校の生徒に求める、人間が人間らしく生きるための英知は変わりません。友との語り合いはもちろんのこと、タブレット端末も一層活用し、主体的に学び、向上できるよう努力して下さい。

 終わりになりましたが、保護者の皆様、お子様の御入学、おめでとうございます。長い人生の中で中学校の三年間は、ほんのわずかな期間にすぎません。しかしながら、この三年間はお子様の今後の人生に大きく影響を与える三年間であるはずです。私たち教職員一同は、誠心誠意で対応し、この三年間がすばらしいものになりますよう努めてまいります。

 保護者の皆様には、学校に対し温かな御支援・御協力を賜り、地域の方々とともに、お子様の成長を見守っていただくことをお願い申し上げます。

 新入生の皆さんが、この三年間で心身ともに大きく成長していくことを期待して式辞といたします。

 

 令和五年四月十一日

  松山市立道後中学校 校長 横江 茂樹