令和6年度 第68回入学式 式辞
2024年4月9日 19時31分本日、新入学生徒180名が道後中学校の校門をくぐりました。新入生の引き締まった表情と、入学式での落ち着いた態度に、とても頼もしく感じました。中学校3年間で、仲間とたくさんの感動を分かち合い、自身の夢や希望に向かって一歩一歩前進してほしいと思います。入学式でお話しした式辞の内容を掲載します。
一雨ごとに暖かさが増し、木々の新緑が目に鮮やかな今日のよき日、本日ここに道後中学校第68回入学式を挙行するにあたり、ご多用中にもかかわりませず、松山市長様代理 松山市産業経済部長 西村 秀典様をはじめ、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、新入生を励ましてくださいますこと心から感謝申し上げます。また、皆様方には、生徒、学校のために平素から多大なるご支援をいただいておりますこと、この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
180名の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、今日から、この伝統ある道後中学校の生徒です。教職員、上級生ともども、皆さんの入学を心からお祝いいたします。新入生の皆さんは、義務教育9年間の仕上げ、締めくくりとなる3年間の中学校生活の第一歩を踏み出しました。今日の喜び、緊張、決意を忘れることなく、実り多い充実した中学校生活を送ってほしいと思います。
さて、中学校生活の一歩を踏み出した皆さんに二つのことをお話します。一つ目は、「自分で考え、行動する」ということです。皆さんは、今年の3月まで、それぞれの小学校のリーダーとして学校全体を引っ張ってきました。その自信をしっかりともって、皆さん一人一人の夢や希望に向かって歩みを進めるために、何を、どのようにしていくか、しっかりと考え、行動に移してほしいと思います。中学校では、授業も各教科の先生が教えてくれますし、部活動もあります。毎日の学習も、与えられたものだけでなく、自分で計画を立てて努力を継続していくことで大きく伸びていきます。道後中学校の校訓は「英知・向上」です。未来を切り拓いていくための大切な知恵を磨き、向上心をもって、夢や希望に向かって一歩一歩前進してほしいと思います。
二つ目は、感謝の心をもっていてほしいということです。私たちの生活は、様々な人たちのおかげで成り立っています。今の皆さんがあるのは、ご家族のおかげですし、これまでもいろいろな活動の中で、多くの人が関わってくれていたと思います。これからも、中学校生活をともにする仲間、先生方をはじめ、地域の方々など、多くの人たちが関わってくれます。そういった人たちへの感謝の心を忘れない中学生であってほしいと思います。そして、相手も、自分も大切にして、互いに尊重し合い、助け合いながら、道後中学校で多くの感動を味わい、大きく成長してほしいと思います。
終わりになりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。長い人生の中での中学校の3年間は短いですが、お子様の今後の人生に大きく影響を与える3年間であります。大切に育ててこられたお子様の可能性を最大限に伸ばせるよう、そしてこの3年間がすばらしいものになりますよう、教職員一同全力で取り組んでまいります。保護者の皆様には、学校に対し温かな御支援・御協力を賜り、地域の方々とともに、お子様の成長を見守っていただきますようお願い申し上げます。新入生の皆さんが、この3年間で心身ともに大きく成長していくことを期待して式辞といたします。
令和6年4月9日 松山市立道後中学校 校長 客野 英司