令和6年度 第68回卒業式 式辞
2025年3月19日 11時56分厳しかった寒さもいくぶん和らぎ、春の訪れを感じる季節となりました。本日、このよき日に、令和六年度 第六十八回卒業式を挙行しましたところ、ご多用のなか、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、卒業生の門出を祝福していただけますこと、心より御礼を申し上げます。
ただ今卒業証書を授与した皆さん、ご卒業おめでとうございます。三年間の中学校生活、九年間の義務教育はいかがだったでしょうか。今、卒業のときを迎え、中学校生活をともに過ごした仲間と離れることや、将来への少しの不安とともに、大きな満足感と充実感が満ちあふれていることと思います。
保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。立派に成長されたお子様の姿に、十五年間の子育てを振り返り、感慨もひとしおのことと拝察いたします。
卒業生の皆さん。皆さんと出会ったのは、一年前、校庭の桜が満開の頃でした。部活動で練習をしていた皆さんの、すばらしいさわやかな挨拶を今でもはっきりと覚えています。あれから一年。皆さんの活動の様子を見て、さすが道後中生、さすが三年生と思わされる場面が数多くありました。体育大会や校内合唱コンクールなどの学校行事では、見事に一、二年生をリードし、大きな感動を学校全体に与えてくれました。皆さん一人一人が本当にやさしくて、学年全体がすばらしいチームワークでした。中でも、連合音楽会でのすばらしいハーモニーと、様々な行事で躍動する姿を、私はずっと忘れないと思います。皆さんのおかげで、道後中学校がたくさんの笑顔と感動であふれたこと、改めて御礼を言わせてください。そして、皆さんのような生徒と出会うことができたことを、誇りに思っています。本当にありがとう。
皆さんは義務教育を終え、新しい世界に羽ばたいていきます。今、世の中は目まぐるしく変化しています。そのような変化の激しい世界を、みなさん一人一人が社会のつくり手となり、力強く自分の道を歩んで行ってほしいと思います。アメリカ、メジャーリーグで十九年にわたって活躍し、日本選手、アジア出身として初めてアメリカ野球殿堂入りしたイチロー選手の言葉を紹介したいと思います。それは、壁というのは、超えられる可能性がある人にしかやってこないもので、壁がある時はチャンスだと思っている、という内容のものです。皆さんが歩んで行く道は、平坦な道だけではありません。いつも思い通りに進めるわけではありません。これからいろいろなことに挑戦すれば、皆さんの目の前に壁が立ちはだかることもあります。そんなとき、その壁をさらに成長するためのチャンスと捉えて、どうしたらその壁を越えられるか、ピンチのときこそ冷静に考えてみる。人に相談して解決方法を探すこともよいと思います。失敗を恐れず、困難を前向きにとらえ、あせらず夢に向かって歩みを進めてほしいと思います。英知、向上の校訓の下、道後中学校で学んだ皆さんなら、様々な人と協力しながら未来を力強く切り拓いていけると確信しています。
そして、いつもあふれんばかりの愛情を与えてくださったご家族の皆様、いろいろな場面でご支援くださった地域の方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも、立派な家族の一員として、社会を担っていく若者として、誰かのために役にたてる、地域社会に貢献できる人になってください。
結びに、卒業生の皆さんの未来が輝かしいものになることを祈念し、式辞といたします。
令和七年三月十七日
松山市立道後中学校 校長 客野 英司