『歓迎の言葉』
金本教頭先生を初め、十一名の先生方、道後中学校へようこそおいでくださいました。全校生徒一同、心から歓迎いたします。
道後中学校は今年で開校六十四年目を迎える伝統のある学校です。私たちは、「英知向上」の校訓の下、授業や日々の活動を頑張っています。学級では、各種委員を中心に、授業前の着席・黙想の呼び掛けなどを行い、休み時間と授業のけじめをつけ、学力の向上に取り組んでいます。また、部活動では昨年度の松山市総体で、女子ソフトテニス部と軟式野球部が優勝、水泳部が準優勝しました。また、他の部活動も目標に向かって、日々練習に励んでいます。
私たちは先生方との出会いを大切にして多くのことを学び、自分を向上させたいと思っています。そして、より良い道後中学校にしていきたいです。ご指導よろしくお願いいたします。
令和二年四月八日 生徒代表 佐藤七海
こんにちは。
皆さん、元気に過ごしていますか。適度な運動を取り入れながら、家庭学習をがんばっていますか。
明日は三週間ぶりに皆さんと会うことができるので、とても楽しみにしています。
春になりましたね。昼間はとても暖かく、家に居るのはもったいないくらいです。生徒が誰もいない静かな学校の中庭にはチューリップが見頃です。ひっそりと華やかに咲いています。このペースでは入学式には終わってしまいそう・・・。この花たちも皆さんに会いたくて待っていますよ。
※このチューリップは、冬に園芸部の皆さんによって植えられ、世話されて育った花です。園芸部の皆さん、ありがとう!
新型コロナ感染症のため臨時休校となっている中、本日、無事に卒業式を終えることができました。今年の卒業式にあたっては、感染のリスクをいかに避けるか、そのための方策を教職員全員で考えた末、様々な工夫をしながらの実施となりました。卒業生、そして保護者の皆様には御不便をおかけすることも多かったと思いますが、何卒御理解のほど、お願いいたします。
さて、久しぶりに登校してきた3年生、教室に入る際にはまず手指の消毒を全員が行いました。室内では配布された卒業アルバムに目を通したり、友達同士、近況をアップデートしたりと教室に活気がもどってきました。短い学活の後、すぐに卒業式に参加です。
在校生は出席せず、3年生とその保護者、教職員のみの式となります。間隔を十分に空けて並べられた椅子に入場した卒業生が次々と着席していきます。換気のため窓は全開、寒かったですねえ。
国家、校歌の斉唱はなく、卒業証書は各クラスの代表者のみが受け取ります。恒例の野志市長のメッセージは書面にて配布されました。在校生は参加できないため、送辞は録画したビデオを上映、落ち着いた表情で真摯に語る現生徒会長のことばが会場に流れました。
答辞は元生徒会長。凛とした声と、絶妙の間合いで語られる3年間の思い出、そして保護者や先生への感謝のことば、仲間への思いがまっすぐに伝わる素晴らしい答辞でした。会場全体が清々しい感動に包まれました。
卒業式終了後には、教職員からの歌によるビデオメッセージが流れました。こんな状況で最後の日を迎えることになるとは夢にも思っていなかった先生がたから、せめてものプレゼントとして、送り出す卒業生への熱い思いを込めて「旅立ちの日に」が歌われていました。卒業ソングの定番ですが、実は、練習中から涙が出て止まらない先生がたくさんいましたよ。
退場した生徒たちは30分という短い時間で担任の先生、クラスメートと最後の学活を行い、そのまま運動場へ、保護者と合流しました。担任の先生から最後のご挨拶とお別れの言葉を交わして終了となりました。
卒業生の門出を祝いながら花道に見立てた通路には先生方が並んでお見送りしました。
異例づくめの式となりましたが、生徒はもちろん、教職員にとっても忘れることのできない卒業式になりました。冷え込んだ朝から一転、日差しが暖かくなり、この学年らしい晴れた空のもと旅立っていった3年生のみなさん、どうぞ道中生としての誇りを胸に力一杯羽ばたいてくださいね。応援しています。