体育大会を終えて
2023年10月23日 12時41分 少し遅くなりましたが、体育大会を振り返ってみます。
今年は例年よりも熱中症指数が高い日が続いた夏でした。本校の体育大会の練習も9月15日から計画しており、練習はすべて午前中に行うようにしました。9月後半といえども熱中症指数の値が昼頃からかなり上がり、改めて午後からの練習は厳しいと感じました。
さて、道後中学校では平成27年度の創立60周年を契機に縦割りのブロック対抗が復活し、「朱雀」「青嵐」「黄帝」「翠龍」「紫獅」のブロック名もその時に作られたようです。しかし、令和2年度からコロナとクラス数が5クラスに満たない学年もあったことで、学級対抗形式のみとなりました。幸いにも今年は各学年ともに5クラスでの学級編成ができましたので、ブロック対抗での体育大会としました。
縦割りにしたことで生徒席もブロックごとになり、3年生を中心に団結が日増しに強まり、練習にも熱が入るようになってきました。予行練習も本番さながらの声援が飛んでいました。
体育大会当日は天候にも恵まれ、さわやかな秋の1日となりました。多くの保護者の方に参観いただきましたが、南側の保護者用スペースは建物や木々の影がほどよく伸びており、北側の保護者用スペースにはテントを張り、日よけにしました。
最近では入場行進もなく、開会式の体型もストレッチ体操ができる間隔で整列して開始することで時間短縮を図りました。今年の体育大会は「It’ 勝 Time~輝く笑顔 きらめく汗~」のスローガンで行うとの実行委員長挨拶のあと、各ブロックの団長から力強い選手宣誓を受けました。それぞれの団長の顔が朝日に輝き、誇らしげに見えました。
ストレッチ体操をした後、それぞれのブロック席に移動をし、まずは各ブロックの意気込みを大きな声で示してくれました。これまでコロナ禍大きな声を出す機会も限られていましたので、胸のすく思いでした。
今年は個人の力量で勝負がつく競技種目はなく、ペアやグループで競い合うため練習が必要でしたが、限られた練習時間での成果をしっかりと出し、スローガンにあった緊迫した勝負ができていました。また、自席から学年を越えて自分たちのブロックを応援している姿に一体感を感じました。
後半に入り学年種目が始まりましたが、2年生のあるクラスが整列の前にテント前で円陣を組みました。練習にはなかったことを自分たちで考えてするなど、自主的な動きも見られました。学級の団結力も高まっており、学年種目もそれぞれの学級が練習の成果を出してくれました。
一方で、係の生徒も一生懸命に動いてくれたことで、スムーズな競技運営ができました。計画では熱中症対策のため休憩を1回だけ入れていましたが、3年生の学年種目の後に続くブロック対抗のリレーに出る3年生の選手のために、休憩を入れることにしました。スムーズな進行ができたため、余裕をもった休憩時間を取ることができました。また、最後の休憩時に予定にはなかった再度のブロックの意気込みを示してほしいと団長に伝えたところ、快く応えてくれ、最後の盛り上げに一役買ってくれました。
優勝は朱雀ブロック、準優勝は紫獅ブロックでしたが、すべてのブロックに拍手を送りたいと思います。最高の体育大会でした。生徒のみなさん、感動をありがとう!
現在、すでにブロック対抗の合唱コンクールに向けて、ショータイムの2幕がすでに動いています。新たな感動を期待しています。