2学期始業式式辞
2023年9月1日 11時32分 今年は、長期の休みから身体を慣らすために、少し早めに2学期を開始しましたが、本日の体調は万全でしょうか。
先日の「夏祭りin道後」にはたくさんの人に学校へ来ていただくことができ、何よりでした。また、県総体や四国・全国大会で活躍してくれた部活動のみなさん、お疲れ様でした。後日、賞状伝達式で結果を披露したいと思います。
さて、2学期の始業式にあたり、今回の県総体で見た野球部の一つのプレーについて話をします。
野球には「ダブルプレー」という言葉があります。ランナーがいるときに、1つの攻防でアウトを2つとる守りのことです。高校野球やプロ野球では、特に内野ゴロを打たせてとるダブルプレーは、よく見ますが、中学生もその練習はしているものの、大きな試合でうまくいくケースを見ることはなかなかありません。ところが、道後中学校の試合で、まさにピンチの時に内野ゴロを打たせ、ダブルプレーでその回を見事に抑えきるという場面を見ることができました。しかもそれは交代したばかりの控えの選手が絡んでの守りでした。練習したことを本番でやりきることができたことに新たな感動がありました。
2学期には、体育大会、職場体験活動、新人戦、合唱コンクールなど、様々な行事があります。また、3年生にとっては、進路決定に向けてラストスパートをかけているところだと思います。良い結果を残すためには、準備や練習を怠ることのないようにしてください。地道な練習や積み重ねに勝るものはありません。
これは防災の備えにも言えます。この夏は線状降水帯が発生したことで、水害が日本各地で起こりました。本日は「防災の日」でもあり、私たちの地域でも、しっかりとした学びから備えをしておくことは重要です。さらに、何かあった時に重要なのは、人とのつながりです。行事を通しながら、校内の人間関係はもとより、地域の方々とのつながりも大切にしてほしいと思います。
学校での集団生活の中で、行事や友人との学び合いを通して、多くのことを身に付けてもらえることを期待し、2学期始業式の式辞とします。