お接待の心

2023年5月11日 10時06分

 日差しが少しずつ強くなってきました。一昨日から希望される御家庭への家庭訪問を学級担任が行っています。この間を利用して、午後から男女別の日程で、身長、体重、視力、聴力(1・3年生のみ)の身体測定を行っており、その関係で、部活動も一昨日は男子のみ、昨日は女子のみで活動を行いました。

 そのような中、昨日の出来事を紹介します。

 女子生徒が部活動を終え下校している途中に、5人ほどの集団が道後公園の南側の堀端で、県外ナンバーの車の方と何やら長時間にわたって話しているとの情報が学校に入りました。下校中のトラブルではないかと心配された近隣の方からの電話でした。すぐさま、2名の教員が駆け付けたところ、県外から車で道後に来られた高齢の御夫婦が、宿泊先のホテルの場所がわからず、通りがかった本校の生徒に道を尋ねられていたとのことでした。

 戻った教員から報告を聞き、まずはトラブルではなかったことに安堵した後、入学式での式辞で県外からの観光客への対応について話をしたことが思い出されました。道後地区に詳しい方はお分かりかと思いますが、道後公園の南側の堀端から、ホテルのある場所を教えることはかなり難しいです。私ならどのように教えるのだろうかと考えさせられました。恐らく女子生徒たちはそれぞれが知恵を出し合いながら、時間をかけて対応したのではないかと推測されました。

 道後中学校の生徒には、今後も人のためになる「生きる力」としての知識を学び、心情を養ってほしいと願います。対応していただいた皆さん、ありがとうございました。