修学旅行を終えて

2023年4月24日 11時53分

 結団式で、「笑顔と感動のある修学旅行にしましょう。」と話をして出発しました。日々の活動を終えて戻ってくる生徒の顔には、笑顔が溢れていました。

 私自身が久しぶりの修学旅行引率ということもありますが、この修学旅行を通して、道後中学校の生徒に感心したことをいくつか紹介します。

 まず、法隆寺と東大寺でのガイドさんの話を聞く態度です。ガイドさんの声が聞き取りにくかったり、関心が無かったりする生徒が目に付くものですが、本校の生徒には、そういった感じがまったくありませんでした。聞く態度は感じがよく、たまに漏れてくる声は、ガイドさんの説明を受けての反応であり、ただ観光地へ足を運んだだけではなく、しっかりと学習ができていると感じました。

 余談ですが、ガイドさんがバスの中で歌を披露すると、手拍子がどこからともなく出てきました。後から他のバスの様子を聞いてみると、同様だったそうです。微笑ましく思いました。

 日程については非常にスムーズでした。道中では時間を意識し、トイレ休憩時も含め、手際よく動いてくれたおかげで時間をロスすることはありませんでした。就寝時間も守ってくれたおかげでしょう、翌日の活動に支障がでませんでした。

 最後に、食事が終わった後、次のようなすてきな書置きを残してくれた生徒がいましたので紹介します。

 「残してすみませんでした。おいしかったです!!ごちそう様でした!京都に来る機会があればまた来させていただきます。2日間ありがとうございました!」

 結団式で学年主任から、「感謝の気持ちを忘れずに行動すること」と話がありました。ちょっとした気遣い、心遣いができる生徒が本校にいることをうれしく思います。

 この修学旅行で学んだすべてのことを、今後の成長の糧になってほしいと願っています。