第2学期始業式 式辞
2024年9月2日 14時24分全校の皆さん、おはようございます。2学期が始まりました。まず、皆さんに、お礼を言いたいと思います。それは、1学期の終業式で、夏休みの生活について皆さんにお願いしたことです。
一つ目は、2学期以降につながるよう、することを決めて計画的に頑張るということでした。この夏休み中に、部活動を始めいろいろなところで、皆さんの頑張りが光りました。県総体、四国・全国大会、吹奏楽コンクールや合唱コンクール、松山市長さんとのタウンミーティングなど多くの場面で道中生が活躍しました。また、園芸部の皆さんが花壇の整備や水やりに汗を流す様子や、練習開始までに時間があるので自主的に校舎の前の落ち葉を掃き掃除している部活動生の姿も見ました。厳しい暑さの中、一生懸命に活動に取り組む姿を見て、私も元気をもらいました。
二つ目は、自分を大切にし、周囲の人も大切にする。たった一つしかない命を守る。ということでした。このことについて、皆さんが、高い意識をもちルールを守って生活したおかげで、こうして全員で2学期を迎えることができました。これら二つのことについて、お礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
さて、2学期には、職場体験学習、体育大会、新人大会、道中祭、合唱コンクールなど多くの行事があります。また、3年生にとっては、卒業後の進路決定に向けてスパートをかける時期にもなります。目標を達成するために、一番大切にしたいことは、地道な努力であり、積み重ねです。「あせらず、なまけず、ていねい」です。まずは、目標を決め、そこに向けてどう取り組むか、計画をたてて見通しをもってください。そして、それに加えて2学期に頑張ってほしいことは、「みんなで」ということです。「自分だけ」ではありません。道中生みんなで笑顔になる。みんなで感動する。3年生なら、「みんなが、希望する進路に進めるよう、みんなで頑張る」ということです。「みんなの笑顔と感動」を実現するためには、自分のことだけを考えていたので達成できません。そのことを強く思った出来事が、先日の「夏祭り in 道後」です。後援会やPTAをはじめ多くの地域の方々が、ずっと前から準備をし、前日、当日、次の日の片付けまで、猛暑の中、汗をぬぐいながら、みなさんのために頑張っておられました。ある地域の方が「私たちは、生徒みんなの笑顔のためにやっている」と言われていたのが印象的でした。そして、夏祭りには、多くの生徒の皆さんがボランティアと参加しました。夏祭りに来ている人たちが楽しんでくれるよう、考えながら協力して本当によく動いていたと思います。関わってくださった大人の方々や、ボランティアの生徒の皆さんに共通する思いは、「自分だけが楽しめばよい」ではなく、「みんなで楽しく」ということだと思います。
全校生徒の皆さん、この2学期が、他の人のことに思いをはせたり、相手の立場にたって考えたりして、お互いに感謝の気持ちをも持ちながら、道中生が力を合わせ、「みんなが笑顔になり、みんなで感動できる」実りの多い学期となることを期待して、式辞とします。みんなでがんばりましょう。