合唱コンクールを終えて

2023年11月20日 11時41分

 恐らく道後中学校で始めての校外での「校内合唱コンクール」を、コミュニティセンターキャメリアホールで開催しました。

 普段ならば学校の体育館で行うのですが、次のようなことからホールを使用してのコンクールを検討することにしました。

まず、今年度の学級編成により各学級とも30名前後となり、今後練習するにも苦労するのではないかと思ったこと、また、偶然にも各学年共に同じ5クラスになったこと、そして何よりも、子どもたちがコロナ禍で大きな行事を経験していないのでビッグイベントを経験させたかったこと等の理由です。

本校の校区には県民文化会館というすばらしいホールをもつ施設がありますが、すでにこの時期は前年度から予約が埋まっており、使用することが叶いませんでした。しかし、本校から歩いて約1時間で行けるキャメリアホールを調べると、予約が入っていない日を見つけることができ、実行に移すことになりました。

これまで行ってきた合唱コンクールの方法とは違うため、音楽教員の負担は大変だったと思います。しかし、音響効果の高いホールで合唱コンクールができるとなった時、音楽教員のスイッチが入った音が聞こえた気がしました。この瞬間から、当日が非常に楽しみになりました。少しでも費用をおさえるため、会場の看板は注文ではなく、本校の教員が作成してくれました。また、午後からは別の団体が借用しているため、進行もスムーズに行わなければならず、慣れない場所で教員も生徒も計画や指示に従い、よく動いてくれました。当日はPTAの方に準備や受付に御協力いただきました。多くの保護者の方にも御来場いただき、ゆったりと聞いていただけたと思います。

 

最初に座席で歌った校歌は、体育館で聞くものとはまた違った響きでした。これから聞くことができる歌声を予感させるものでした。

まず、1年生の学年合唱「マイバラード」、続いて2年生の学年合唱「夢は大空をかける」の発表の後、ブロック対抗の合唱コンクールを行いました。声量、ハーモニー、強弱の付け方、歌い方など、それぞれのブロックの練習の成果がしっかりと表れたコンクールになりました。どのブロックもすばらしい歌声であり、審査するにも甲乙つけがたく、1位の票もかなり割れてしまったようです。そのくらい、どのブロックも出来栄えはすばらしかったと思います。生徒のみなさん、お疲れさまでした。

最後に3年生の学年合唱「椰子の実」と「大地讃頌」の発表がありました。「椰子の実」は、本校の3年生がこれまでアカペラで歌い継いできた曲です。今年もすばらしい出来栄えでした。3年生は1120日(月)に市民会館で行われる「松山市中学校連合音楽会」の午後の部で、改めて歌いに行きます。

生徒のみなさん、今回の体験は一生のものになると思います。また、実行委員みなさん、これまで関わってくれて、ありがとうございました。みなさんのがんばりが表れたコンクールだったと思います。

改めて、「合唱コンクールをホールで行って良かったぁ!」と実感しています。関わっていただいたすべての方に感謝いたします。ありがとうございました。