令和4年度 第2学期始業式 式辞

2022年9月1日 09時41分

 2学期が始まりました。夏休み中に、充実感・達成感を味わうことはできましたか?夏休みとタイミングを同じくして、愛媛県内では新型コロナウイルス感染者数が激増しました。経済活動との両立を図るために、国や県からの具体的な行動制限はなかったものの、感染拡大を防ぐために自粛を余儀なくされた活動もありました。

 「夏祭りin道後」もその一つでした。1学期から構想を練り、実現に向けて企画を進めていましたが、8月当初に開催した保護者や先生方を含めた実行委員会で中止を決定しました。準備を進めていた実行委員のみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、実行委員長さんの「私たちが『夏祭りin道後』の実現に向けて、考え、話し合い、活動してきたことは、決して無駄ではありません。この経験は、これからの人生において必ず役に立つと思います。」との言葉に胸を打たれました。この言葉は、一生懸命取り組んできたからこそ、みんなのために活動する楽しさを味わえたからこそ出てきた言葉だと感じたからです。

 1学期の終業式に、「たとえ結果は伴わなくても、充実感は味わえる。」と話しました。実行委員のみなさんは、このことを体感できたと信じています。実行委員会の企画や準備の様子については、道中祭前後に、校内に掲示して全校のみなさんに紹介する予定です。

 2学期には、様々な行事が計画されています。感染状況により、変更等が必要になるかもしれませんが、企画・準備から全力で取り組み、できる限り充実感・達成感を味わえる学期としていきましょう。道中生の活躍と自覚ある行動、そして、安心で安全な学校生活を信じ、式辞とします。