令和8年度 入学式(4/9)

 桜の花が咲き、木々の緑が柔らかな色合いを見せ、校庭に春の香りが溢れる今日の良き日に、松山市長様代理 松山市上下水道部 部長 藤岡徹 様をはじめ、多くのご来賓の方々、保護者の皆様方のご臨席を賜り、道後中学校第70回入学式が盛大に挙行できますことを本当にうれしく思います。日頃より本校教育に多大なるご支援をいただいておりますことに併せまして、厚くお礼申し上げます。

 昭和・平成・令和と歴史を重ね、今年、70周年という節目を迎えた道後中学校に入学された新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たちは、137名の皆さん一人ひとりを心から歓迎します。先ほど、拍手の中、入場してきた皆さんの姿には、「中学生としてしっかり頑張るぞ」という充実した気持ちが溢れていて、とても頼もしく感じました。中学校では、教科によって教える先生が代わります。また、部活動が始まり、2年生や3年生と共に活動する時間も増えます。そこには、自分で考え、自分で判断すること、目標をもって努力することが大切になります。自ら学び、仲間と共に活動する中でたくさんの経験を積んでいってほしいと願います。

 今日は、二つのお話をしたいと思います。

 一つ目は、「校訓」についてです。本校の校訓は『英知・向上』です。「英知」とは、「人が人らしく生きるうえで大切な優れた知恵」、「向上」とは、「よりよい方向、優れた状態に向かうこと」です。未来を切り拓いていくための大切な知恵を磨き、夢や希望に向かって一歩一歩前進してほしいと思います。また、この「英知・向上」の実現に向け、皆さんの先輩たちが、時代が令和に変わったときに掲げ、今も受け継がれている生徒会スローガンがあります。「Do&Go DOGO!~切り拓け! 未来への道~」、いろいろなことに仲間と協力し、前向きに、失敗を恐れず「やるぞ!Do! 行くぞ!Go!」の精神で、チャレンジしていきましょう。

二つ目は、「根っ子」についてです。今年もきれいな桜の花が咲きました。普段、私たちは地上に出ている華やかな部分を目にしますが、硬い地面に負けずに根を伸ばし、しっかりとした根を張っていなければ、桜はきれいな花を咲かせることはできません。また、小学校で学習したように、踏まれても踏まれても再び芽を出すタンポポは、その下に、1m以上の根を張っています。実は、人も植物も見えないところが見えているところを支えているのです。学校が勉強をする場所であることは、もちろんのことですが、私は、それ以上に、皆さんの「生きるための根っ子」を育てる場所だと思っています。では、立派な根っ子を育てるために、どうすればいいのでしょうか。それは、勉強、部活動、学校行事や地域の活動などに取り組む時、自分なりの目標をもって諦めずに努力することです。そして、仲間とともにいろいろなことに挑戦することです。できるか・できないかではなく、やるか・やらないかが大切です。嫌なことや辛いこともあるでしょうが、それが皆さんの根っ子をより丈夫なものにしてくれます。私たち教職員は、時に太陽となり、水となり、肥料となって、皆さんの「根っ子」づくりをお手伝いします。共に頑張っていきましょう。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員は、生徒一人ひとりが、生きるための立派な根っ子を育てられるよう頑張ります。今後も、深いご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げ、式辞といたします。