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ユニセフ体験活動 3年生

2019年7月5日 19時07分

 今日の5、6校時の総合的な学習の時間に、3年生は「ユニセフ体験活動」を行いました。

講師として、ユニセフ協会から、谷岡 美佳氏とスタッフ6名を招いて、「世界を知ろう」という講演をしていただきました。

 まず、一人ひとりに、国籍や年齢、識字能力、死亡率などを表すカードが配られ、その情報をもとに、お互いに自己紹介をし合いました。ちょうど3年生全体が世界の人口の縮図になるようにカードが配られたので、大陸ごとに起立していくことによって、だいたいの人口比率が把握しやすかったです。

 次に、病気になった家族のために薬を探しに行くという設定で、英語以外の知らない言語で書かれた3つの文字の中から、正しい薬瓶のラベルを選ぶという活動をしました。図らずも毒を選んでしまった生徒がいて、文字が読めないことの恐ろしさや生活や仕事に与える不便さを身をもって感じることができたと思います。

 また、大陸ごとに違う材料や手段を使って計算をする活動やパンを配布する活動によって、世界の子供たちがそれぞれ置かれている学習環境や食糧事情が大陸や国の経済状況によって大きく違うことも学びました。

 さらに、ネパールの子供たちが水汲みに使用する水瓶やカンボジアで掘り出された様々な形の地雷などの展示物を手に取ったり、スタッフの説明を聞いたり、写真を見たりして、世界で起こっている出来事や日本とは異なる生活環境の問題などについて考えさせられたようです。

  これから2学期にかけて、国際社会において日本人の私たちができることについて、各自課題を設定し、それに合わせて情報を収集・整理し、レポートにまとめ、道中祭で展示する予定です。よい研究ができるように、今後の活動も頑張っていきます。