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第1回音楽集会

2019年7月4日 10時58分

 今年度第1回目の音楽集会が7月3日に行われました。道後中学校の伝統のひとつであるこの音楽集会、さあ、今年はどんな音楽が聴けるのでしょうか?

 まず、生徒の入場、そして退場の間、1年生女子によるピアノ演奏が行われます。曲名は「プロローグ」。とても美しいピアノのメロディーにのって全校生徒が静かに体育館に入退場します。

 集会委員の進行により、集会がスタート。まずは発声練習から。ストレッチで体を動かしたりおなかを意識しながら息をシュッ、シュッ、と出したりして体をウオームアップさせます。そして「ハハハーの歌」(ちょっと面白い曲です。今年の道中では音楽の時間に必ずこの曲が聞こえてきます。)でさらに、のどの調子を整えました。

 次に、「夢の世界を」という曲を全員で合唱しました。指揮者、ピアノ演奏も順次交代します。指揮者は全校生徒を指導しながら練習を進めます。最初はあまり大きな声で歌えなかった生徒も、会場の熱気が上がるに従ってだんだん声が大きくなってきました。

 続いて校歌の練習です。道後中学校の校歌は混声3部合唱になっており、ソプラノ、アルトと男声パートに別れての練習を行います。歌詞の意味にも注目し、ポイントをおさえながら練習しました。徐々に声が大きくなり、きれいなハーモニーが響いてくるようになりました。

 次はピアノ独奏の鑑賞です。先日イタリアで行われたコンクールで優勝した3年生女子のピアノ演奏を全校生徒で鑑賞しました。曲はベートーベンのピアノソナタ 作品13番 悲愴。目にもとまらない素早い指の動きから流れ出す音はとてもなめらかでそして劇的な演奏でした。生徒、教職員一同、圧巻の演奏に聴き入っていました。

 最後は詩の朗読とピアノ演奏のコラボです。朗読は生徒会長、詩は川﨑洋の「いま始まる新しいいま」です。ピアノは1年生女子による「プロローグ」。独特な世界観を持つこの詩の意味と美しい曲調がよくマッチしており、思わず涙が出そうになったという感想が多く聞かれました。

 第1回の音楽集会は高い芸術性の香る道中らしい内容となりました。歌に、ピアノ、指揮や歌唱指導、朗読と、才能豊かな生徒たちの活躍を目にしながら、一般の生徒たちも徐々に気分が高まってきたようです。次の音楽集会が楽しみですね。集会委員の皆さん、お疲れさまでした。